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2010年4月 1日 (木)

子どもは親を選んでる

私の親父は今年で満78歳になる。なぜか、すこぶる元気だ。親父は60歳までの人生を障害児教育に捧げてきた。聾学校の教員から始まり、公立小学校の障害児学級を担当してきた。その頃の話である。(私自身はまだ中学生だったと記憶している。)  

当時、私の家には、障害を持つ子どもの親たちが頻繁に出入りしていた。今になって考えると親父が色々な相談に乗ってあげていたのだろうと思う。そんな場面で、親父の口癖があった。
「子どもは自分自身で親を選んで、生まれてくるんですよ。」「特に障害を持って生まれようとしている子どもは親を吟味します。その結果選ばれた親なのだから自信を持って育てなさい。」である。真剣に話している親父の雰囲気が今も忘れられない。私自身、反抗期の最中であったが、妙に感動したことを憶えている。

子どもが何か生意気な事を言ったら、ぜひ反論してほしい。「あなたがパパとママを選んだのだから、自分の責任よ!」と。

実は、私も娘にこの話をしたことがあった。でも娘は一言、「選択ミスだった!」私も一言、「大ショック!」

May 30, 2007

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