マニュアル通り
携帯電話のバッテリーの調子が悪く、新しいものを買いに携帯ショップに出かけた。閉店時間ギリギリではあったが、十分な時間内。
お客さんも少なく、店に入ると同時に対応してもらえた。研修中の名札をつけた美人系の若手だった。研修中でありながら、自信満々の対応。
「まずは、お客様のお名前と携帯の番号からお答ください。」というまるで録音されていたのかと思うような美しい声。私が番号を答えると「ネットワーク暗証番号を入力願います。」と続けざまに美しい声。ネットワーク番号入力。とここまでは、内心バッテリーを買うだけだよ、と思いながらも彼女の指示に素直に従った。
次の瞬間である。
「身分を保証するもの、何かお持ちですか?」と聞かれて、切れはしないけど、かなりムッとした。これまで何度か付属品を購入しているが、こんな対応初めてである。
そこで一言、「バッテリーを買うだけなのに何でこんなに面倒なの?」と聞いてみた。すると答えは「規定です。」の一言。つまりマニュアル通り。
私がもっとビックリしたのは、普通に考えれば少しおかしいと思うようなことでもマニュアルと言われたら、あんなに自信満々になってしまうことだ。
そして、何とか購入できるところまで到達。あまり怒らなくて良かったと思った。
10分ほど待たされ、彼女がやっと裏から出てきた。言った言葉が、「在庫ありません、納品まで1週間か2週間かかります。」 もちろんすみませんの言葉はない。でも自信満々。
ビックリするのは私だけですか?
本当に思わず、「もう要らない。」と言ってしまった。
もうひとつのマニュアル通り。
店頭でドーナッツを20個ほど、注文した。
「店内でお召し上がりですか?」と尋ねられ絶句。持ち帰りと言うのも腹立たしく、「ここで20個食べられない。」というのがやっとの嫌み。
ちょっと自分で考えようぜ、工夫しようぜ!
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