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2011年2月

2011年2月23日 (水)

環境

 人間が成長するためには「環境」が一番大切。

 「環境」とは、今現在の私自身で考えると、宇宙の中の地球、日本、東京、渋谷教育学園、教師、妻1人、娘1人、ビーグル犬雄1匹、友達3人ぐらいってな感じになる。

 つまり、「環境」とは自分を取り囲んでいる自然であり、施設であり、人、すべてなのである。

 そして、その「環境」によって人は成長していく。

 私は、柔道の環境作りを次のように考えてきた。

1.技術指導(私だけでは限界がある)

2.出稽古場所(強い選手の集まる場所)

3.お金(できるだけ選手負担が少なく、フォローできる体制)

4.選手の親同士の関係(自分の子ども以外でも本気で応援できるように)

5.選手だけでなく関わりのある人間すべてが「楽しい」と思える雰囲気作り

6.練習しやすい道場、近代的かつ機能的な設備

7.かわいい子になるための精神ケア(渋渋柔道部だけの秘密)

等々まだまだあるが、「環境」を整えるとかならず結果が出ると信じているからこそ、もっともっと努力していきたい。

 「環境」作りというと、新しいものを考え出したり生み出したりと思いがちだが、決してそうではない。悪いものの「排除」も「環境」を整えることと同じであることを知っててほしい。

 例えば、子育てを考えたとき、親として足りないものは何か? 余分なものはないか?ということである。

 しっかり確認しながら、「環境」を整えること。とにかく「環境」について考えることが必要。「エコ」だけが「環境」ではない。

 そして、「人」が「環境」を作り、「環境」が「人」を育てることを実感してほしい。

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2011年2月19日 (土)

秘密

 誰にでも秘密の一つや二つや三つや四つぐらい持ってるはず。

 実は私も三つぐらい秘密を持っている。ただ、隠し事はすぐにバレるタイプ。

 「秘密」は良いことか悪いことかと尋ねれたら、皆さんはどう答えるか?

 ちょっと難しいと言うか、答えづらいですよね。

 私の仕事は「守秘義務」が仕事。生徒個々のことについて口外するわけにはいかない。換言すると「秘密」「内緒」だらけということ。

 となると「秘密」は良いことになる。と言っても家庭内で「秘密」を持ってると問題となりかねない。

 まあ、良いこと、悪いこと両方ある。そして、それは時と場合によって異なる。という解答が正解かも。

 なぜ、こんな話をしたかというと、あまりにも今国会が空転(決めるべきことを決めずにののしりあいだけの毎日に見える)し、その結果我々の生活も順調に動いていない気がしてならなのである。もっと言うとその国会運営の経費も我々の税金で賄われているだけに余計に腹が立つ(誰に対して腹が立っているのか自分でも分からないが)。空転の理由は勿論色々あると思うが、そのひとつとして、あまりにも政治家たちの内情を世の中が暴き過ぎているように思うからだ。多少の「秘密」もあった方がスムーズに流れることもあるように思う。

 誤解の無いように付け加えるが、政治家たちの悪事を見逃せという意味ではない。よく昔は政治というものは、秘密の夜の会合で進められていたらしい。と聞いたことがある。その「夜の政治」とは私なりの理解だが、政治家同士の人間性を理解できる場が夜だったと思うからである。結果、お互いの無意味な「秘密」の暴き合いは避けられ、国民のための政治がスムーズに進んだのだろうと思う。

 決して「悪さ」だけを秘密にするわけではないので、「秘密」はあった方がいい。と勝手に思ってる。ただし、根拠はないが三つまで。

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2011年2月14日 (月)

バレンタインデー

 私が中2の時、初めてチョコをもらった。下駄箱に入っていた。相手は中1の子だった。

 当時としてはバレンタインデーの感覚は無く、手紙も添えられていたがチョコレートのことだけを鮮明に憶えている。気になっていた子からもらったということと、日本のチョコレートではなかったことが、記憶をより鮮明にしてくれているように思う。あまりの嬉しさに食べずにしばらく机の中にしまっておいて、カビが生えてしまったこともしっかり憶えている。

 何か、淡く良い思い出として残っている。

 バレンタインデーが賛成、反対は語るべきことではないかも知れないが、私は賛成。やっぱり、貰うと嬉しいから。

 草食系男子が多いと言われてる今こそ、女性の頑張りに期待したいと考えてる。個人的には男性にも頑張ってほしいと思っているが、女性が男性を煽て(おだて)上手に育てて行く時代なのかも知れない。

 まあ、昔から天下を獲った人間でも「内助の功」的なものがあって、活躍できていたことがはっきりしているわけだし、本当は今も昔もあまり変わっていないのかも。

 確かに今の女性は、(あくまで良い意味で)バレンタインデーの力を借りなくても前に進んでいく事が得意であるように思う。

 でも、男性にはホワイトデーは必要。せっかく女性側がリアクションのチャンスを作ってくれているのだから、そのチャンスはしっかり掴んで欲しい。キッカケにして欲しい。

 男性諸君、3月14日ホワイトデー、忘れるなよ!

 もらっていい気になってるなよ! 来年、なくなるぞ。

 私も柔道部員(生徒たち)へのお返し、忘れません!

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2011年2月10日 (木)

ダイエット

 入試も一段落。ちょっとホッとしている。

 私、実は年明けの1月6日からダイエット開始。約一ヶ月で5キロの減量に成功。

 ダイエット開始の理由だが、高血圧とメタボである。1月5日に人間ドッグで指導を受け、もう少し長生きがしたいのでスタートした。

 方法は食事量をこれまでの3分の2に減らして、炭酸飲料を止めただけ。あとは、これまでより、やや多めの運動。体育の授業をしながらの減量では生徒に失礼なので、犬の散歩を含め、多めに動いた。

 柔道の現役時代は常に5~6キロの減量は当たり前だったので、いつでも減量できると甘く考えていたが、試合も出ないのに減量などできるわけもなく、ただのデブになっていた。はっきり言うと、今の体重が現役時代の減量前の体重。でもそこまで来た。という感じ。ちょっと嬉しい。あと5キロ目指す!

 約1キロ落として、3日キープ。また、1キロ落として4日キープ。1キロ落として5日キープ、という感じで5キロまでやってきた。不思議な事に昔の減量している気持ちが甦ってきている。

 でもちょっと悔しいことがある。私の周りの人間が私のスマートになった姿にだれも気付いてくれないこと。

 まあ自分の体のためにやってることだから、いいですけどね。

 今血圧も下がってきたが、「無理せず降圧剤を呑みなさい」と医者からは言われている。近々、呑むことになりそうだ。

 ここからの5キロが大変なのである。10日で1キロ落とすつもりで努力したい。5月の連休前までには、目標達成の報告ができればと思ってる。

 美味しいもの、食べ過ぎました。反省!

 

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2011年2月 5日 (土)

もうひとつの中学受験

 本日、渋渋第3回目の入試。

 今日の受験生は、色々な意味で苦しく厳しい状況がある。心から応援したい。

  学校説明会や講演会において、私は受験生のご両親にメッセージを送っている。それは、中学受験を決める時二つの目標を持っていただきたい。

 ひとつは、当然のことだが志望校合格である。もうひとつが、子どもの精神面での成長に結びつけてほしいということ。時間もお金も掛けて努力する以上、中学受験を決めて、それに向かって努力してきたことが良かったと思ってほしいから。ただ、そんな想いからである。

 今年の入試でこんな話に出会った。ある受験生のお母さまからの話である。本校の試験を第1回、第2回と不合格の後、娘さんから手紙をもらったというのだ。勿論、初めてのことで嬉しさより驚きの方が大きかったらしい。内容は「中学受験をさせてもらって有難う、不合格が続いてるけど第3回目も受験させてほしい。」と言うものだった。それを聞いて私も涙いっぱいだった。正直なところ、この気持ちを抱いただけで「合格」に値すると思った。現実、そうはいかないが。

 私は、講演で「ご両親がお子さまのために努力し、大切に大切にしていることが自然に伝われば、突然成長しますよ。」とよく話している。もし、それが中学受験の時期に噛み合合えば、合格・不合格以上の意義があったということを。決して慰めで言っているのではない。

 実際にこの受験生の得点は第1回より第2回の方がトータルで50点上回っていた。彼女は自分の中でも「成長」を感じたのだ。そんな想いで今第3回目にチャレンジしている。

 私も静かに応援したい。

 

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2011年2月 2日 (水)

入試

 渋渋は、昨日今日と入試。5日にもある。1月の帰国生入試も含めて4回の実施である。

 入試当日、私は意外に暇である。何か問題が発生すれば、そうもいかないが、昨日も今日も順調に進んでいるのでブログも書ける。

 この時期、心が痛む。特に合否判定については紙一重の差であっても合格と不合格に分かれてしまう。確かにそれが入試であり、受験生も理解している部分であるが、発表の瞬間を考えると「残酷さ」さえ感じてしまう。

 入試を担当する者の言い訳として、不合格で泣いてる受験生を見るとつい「ごめんね」と心の中で叫んでいることを知ってほしい。しかし、「ごめんね」と言われた方も大きなお世話と思うだろうから言えないな、という感覚もある。

 ただ、この機会に私が言いたいことは「合格」でも「不合格」のどちらであっても時間は経過するし、人生待ったなし状態である以上、今進める道を進んでほしい。人生は良いことばかりでもないし、悪いことばかりでもない。自分の生き方を信じて前進あるのみと思う。

 「次こそは!」精神で、歩み続けることが大切なのだ。

 「不合格」は次へのスタートである。

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