大地震 3
仙台高校、順天堂大学で同期で仲良しだった渡辺裕之が生きていた。大学のOB会の安否情報により知った。
彼は、現在宮城県亘理郡山元町立坂元中学校の校長先生だ。5日前携帯でやっと話ができた。
その坂元中学校が避難所となっており、ある意味約300名の避難者の面倒を見ている感じだった。自分の奥さんの親族が亡くなっているにもかかわらず、家にも戻らずの状態らしい。「必要なものは何か?」と聞いたところ、「ジャージと運動靴がほしい。」ということだったので、私のお古ではあるが送ることにした。毎日、寒い日が続き、本当に大変そうだった。
ところが、ここからが簡単ではなかった。まずは、宅配便の状況がはっきりしていなかった。インターネットで手当たり次第状況を調べた。そして私の家の近所に大和運輸さんの宅急便営業所を見つけ相談に行った。すると亘理の営業所までなら可能ということだったので、お願いした。
一昨日、届いたと渡辺から連絡が入った。とても喜んでくれた。
どうやら、自分の着るものを避難されてる方にあげていたようだ。本当に涙が出た。
彼が一言、「こんなことことでもなければ、一生連絡しなかったかもなー」「これで会うきっかけができたな。」って。
ちょっと不謹慎だが、不思議、妙に幸せな気分になってしまった。
だから、みんな頑張れると思う。前を向くことだ。心の底から応援することだ。
我々被災していない人間は、今やれる事をやればいいのだ。無理はしなくていい。
でも何かやれる事はある。
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