何になりたいの?
先々週から、授業がスタートした。
私の担当は中1男子の体育実技と高2男子の柔道である。
中1男子の授業での話。
一度説明すると、その後すぐに見事な動きをする。決して運動能力レベルが高いという意味ではない。整列の仕方や器具の使い方の説明は一回で十分ということ。見た目は子どもでも立派な大人という感じである。
勉強に関しても「努力していきたい」とキッパリ答える。何のためかは言わない。
しかし、「何になりたいの?」と質問すると、すぐに答えられる生徒は少ない。まずは「精一杯頑張って、お母さんを喜ばしたい」ことが先のようだ(親としてはちょっとかわいい)。不思議なのは「お父さんを喜ばせたい」は、ほとんどいないこと。
教師佐藤としては「お医者さんになりたいから勉強頑張る!」とか「将来アメリカで仕事がしたいから英語だけはしっかりやりたい」とかと答えてほしいのだが、そうではない。
でも志望している大学ははっきり答える。その意欲を消すわけにもいかないので、「楽しんで努力せよ!」と一応口走るようにしている。だから、私の本音としては激励ではない。
ただ、この中学生活3年間で「夢」や「目標」をしっかり設定させ、高校生に進級させていくことが私たち教師の役割と考えているし、「渋渋スタイル」でもある。
「目標設定」ができた生徒は強い。
「何になりたい」かを持ってる子は明るく元気である。
「明日、なりたい職業が変わってもいいのだ」
とにかく、いつでも「夢」「目標」を追っていること、意識していることが重要なのである。
お子さまに「何になりたいの?」を何度も聞いてあげよう!
そして、そのお子さまの答えを否定しないこと。
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コメント
「夢」や「目標」を持つ事は、大人にとっても素敵な大切なことですよね(*^_^*)
夢や目標を持つ事により、道筋が見えてきて、何をどの様に努力すれば良いのか、自然と見えてくると思います。
子供達が「夢」「目標」そして「希望」も持てれるような、安心して将来を夢見れるような社会になって欲しいですね。
頑張れニッポン‼
投稿: りんりん | 2011年4月26日 (火) 13時53分