ボランティア活動の難しさ
ボランティアの元々の意味を調べてみた。義勇兵の意。所謂、徴兵に対しての志願兵ということ。自らの希望により兵となること、と書いてあった。
私は単純にボランティア活動とは「自ら動き出し、見返りを求めない活動。」と思っている。調べた結果としても決して間違いではなさそうだ。
例えば被災地に自らの意志で入り、当然活動費用も自腹。特に今回の東日本大震災において、食事・寝泊まりを確保できない人はボランティア活動には参加できない、という条件ながら参加希望者は溢れるばかりだったらしい。素直に凄いと思う。
ただ、これも素直に感じる部分であるが、ボランティア活動に参加する人たちは、自分の仕事・生活はどうしてるのだろうと考えてしまう。限られた時間(休暇が取れる範囲)であったり、学生であるために時間が調整できたり、つまり自分の可能な範囲での活動なら問題ない。心配なのは、自分自身の生活の犠牲が大きくなりすぎないよう考えて行動して欲しいと思ってしまう。
「困ってる人が目の前にいたら、何とかしてあげよう。」と誰でも思うことではある。
しかし、自分の色々な意味での限界も冷静に判断しておくことも必要。ボランティア活動がその活動している本人にとって重荷や足かせとなってはいけない気がする。
ボランティア活動を受ける側も支援してくれる方々の「熱い想い」を素直に受け入れられるのは、「無理のない、そして、自然な行動。」と私は思う。
無理な行動は、相手に余計な気遣いをさせてしまうこともあることも知っておきたい。
誤解の無いように付け加えるが、ボランティア活動を否定しているものでない。
今回、自分の生まれ育った地域での災害でありながら、私自身大したこともできず、情けないと思ったこと。そして、その理由として自分の仕事・生活に追われていること。
それなのに自分の現状の生活を中断させてまで、支援に行くという気持ちを持ってる人たちが多かったこと。
「感謝のみ!」です。本当にそう思う。
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コメント
震災から1ヶ月が過ぎて被災者の支援して貰いたい事・物も変わってきたように思います。今後も変わって行くのではないかと思います。今回ほどの大災害は相当数のボランティアの方々が必要だし、長期間に渡っての支援が必要です。今はボランティアに携われないなぁという方も、一ヶ月先・半年先・一年二年と震災の事を気にかけて頂いて出来る事を出来る範囲でして頂けたら有り難いと思います。仕事を退職してボランティアに駆け付けた方が居ます、若いから出来る事かもしれませんが、受ける側からすると申し訳なくも思います。当初、東北人特有の我慢強さからボランティアの方々の力を遠慮していたような被災者も助けて欲しいと素直に言って良いんだと思い直してきています。絶対これからも相当長い期間の皆様の支援が必要になると思います。今後とも宜しくお願い致します m(__)m
投稿: 被災地より | 2011年4月16日 (土) 14時56分
先ほどコメントさせて頂いてから、この一ヶ月を振り返っていて、気がついた事が有ります。
私の居た所は小規模な避難所でした(それでも300名程は居ました)その日の夜に各自持ち出せる食料を先ず集め炊き出し準備に取りかかったグループができました。懐中電灯を集め乾電池の補充をしたグループ、安否確認をするグループ、子どもたちを学校へ迎えに行くグループ、等々 自然に役割が出来て行動を起こしました。恐怖はまだ有りましたが、だからこその軽い興奮状態での行動だったかもしれません。がこれもボランティアだったのかなぁと…自分の事より他者の事をする事で自分も助けられたと思えるのです。おそらく、どの避難所でも、最初のボランティアは被災した方々自身だったのではないかと…その後、物資が届いたり、力仕事しますという、若い男性グループが来てくれたりと他から支援が届き始めてやっと少しみんなの肩から力が抜けたように思います。でも避難所によって状況も人数も全然違うので、ボランティアに向かわれる方々も大変だろうと思います。私はライフラインの復旧と共に自宅に戻れました。「生かされた命」に感謝し、自分に何が出来るかこれから何が必要か良−く考えている真最中です!
投稿: 被災地より | 2011年4月17日 (日) 04時28分
素敵な記事を見つけました!
・高島屋新宿店にて
「宮城県復興支援フェア」開催 4/20(水)〜4/25(月)
仙台銘菓「萩の月」等のお菓子
笹かまぼこ・ 牛タン
ずんだ餅 等々
宮城の名産品を販売するそうです。佐藤先生の地元の名産品ですね!懐かしい物もお有りになるのでは?
宮城県だけなのがちょっと残念ですが、お近くの方は是非行ってみて下さい。
少しでも復興の手助けになれば良いですね。
投稿: 久 | 2011年4月17日 (日) 20時06分
被災地の方々お疲れ様です。TVで復興のために、77歳の佐藤さんという方の呼びかけで、お花見をされたそうです。そして参加された方が、「自信が出来た!やっていける!復旧じゃなくって、復興していくんだ!」って、おっしゃっていました。感激しました。つい拍手してしまいました。苦ばかりじゃ、やっぱり折れちゃいますよね。いくら強靭で忍耐強い東北の方でも・・・楽しみや喜びも取り入れて集団、地域、同士、仲間の結束、方向を確認出来ることって、今だから大事だと思いました。
また、これは仕事でも、勉強でも、スポーツでも共通していると!
何かの節目を与えられた時、行き詰った時、そんな風に再確認、方向修正出来る様な人でありたいです。
東北物産展、行きたいですね。東北の方々が精魂こめた自信作、伝統の味、是非いただきたいです。
TVに映る被災地の男の方を観て・・・理髪店のボランティアも、来てくださったらいいのにって思ってしまいました。余計な事・・・(汗:)。
渋々にも新入生が入り、初々しい新学年!
今後のご活躍、ご成長を期待し、応援しています。
投稿: 奈々 | 2011年4月18日 (月) 09時27分
私は義援金と支援物資を出すことしかできず,ボランティア活動で直接の手助けをしたい、と思います。が、核家族で夫の帰宅は夜中,休みもない親戚もいない、で、子供を置いて手助けに行ったとしても子供が情緒不安定になるのは良くないことですし,ジレンマがあります。(まだ小学生なので。それに連れて行っても役に立つどころか足手まといでしょうし)
もし子供が大学生等自立できる年齢ならボランティアに行きたい!でも今は無理なのでボランティア活動をしているNPO等に募金。ああ募金しか出来ないワタシ、、、と堂々巡りです。
投稿: ぽん | 2011年4月19日 (火) 11時40分
毎回楽しみにブログを拝見しております!学校説明会で佐藤先生の楽しいお話しやお人柄に私自身ファンになり是非とも先生のいらっしゃる学校に入学させたいと強い希望を持ちました!実際 入学させて頂き 益々先生の優しいお人柄に家族みんな大ファンになりました笑えるブログも先生らしいなぁ〜と思って読んでいます!教育ブログも もちろん応援してトップになって頂きたいです心から応援します学校には、佐藤先生のファンが、凄く多いですよ!これからも教育や子供との関係でストレスばかりの親の為に 楽しいブログを書き続けて下さい!陰ながら応援しております。
投稿: 佐藤先生のファン | 2011年4月24日 (日) 21時55分
コメントを書くところを間違えました(泣)ごめんなさい! ボランティアが、出来ないので絆募金をさせて頂きました!
投稿: 佐藤先生のファン | 2011年4月24日 (日) 22時05分