« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »

2012年8月

2012年8月22日 (水)

結果が必要である理由

 「結果を出す」とはどういう意味か?

 特にスポーツに関わりの強い人間にとっては「良い結果(成績)を出す」ことが「結果を出す」いう意味と認識しているはずである。

 それはそれで決して間違いではない、と私も思ってる。

 ただ、ここでの「結果」はちょっと違う意味でのものだ。

 私たちは、日常の生活の中で夫婦・親子・友人・知人・取引先等々の人間関係がある。その中で約束事があったり、頼まれ事があったりする。そして、その事に対しての「結果」をそれぞれの相手に伝えることが自然な流れであると私は考えている。

 例えば頼んだ側にすれば、あまり急がせたりしたら申し訳ないという想いから、「静かに相手の結果(連絡)」を待つこととなるだろう。

 頼まれた側が誠心誠意頼まれた内容について努力していると仮定すれば、急がされるのは確かに辛いし、鬱陶しい。

 しかしながら、出来もしない事・やる気もない事を簡単に引き受け、それっきりの人間もいる。当然、「結果」の連絡も相手にしない。いや、動いてないから連絡できないのだ。あるいは忘れている。

 私は何かを頼まれ、引き受けた場合、なるべく期限を切って「結果」を伝えるように心がけている。そして、いつまでに私から連絡が入らない時は「私が完全に忘れている時なので遠慮なく連絡してほしい。」と付け加えている。

 色々な事情があって、頼まれて努力した結果出来ない事もあるし、出来ると思ってたことが動き出したら無理となる場合もある。

 私は、頼まれ・動き・できた、またはできなかったを伝えることがお互いにとても大切であり、必要なことと最近強く感じている。

 頼んだ側は「良い結果」だけを待ってるのではないことを再認識したい。

 相手が自然に諦める時間を待つのはあまりにも酷だと思う。

 一度引き受けたら「結果(結論)は出そう。」

 その結果しだいで次へ動き出せるのだから。

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年8月15日 (水)

「イジメ」対策提案

 今世の中は「イジメ問題」について真剣に取り組もうとしている。いや、取り組まなければならない状況に至ってしまってる。特に学校は公立・私立関係なく、真剣にかつ具体的に考えなければならない時期となっている。

 私は最近の「イジメ問題」の中で仙台の「イジメ」(テレビで多く放映された、腕にタバコで火傷を負わされた生徒の件)に注目した。

 イジメを受けた生徒の親御さんが、直接警察へ傷害事件として届を出したことにヒントを得た。

 決して学校に勤める人間として、言い訳や学校側を擁護するための意見ではないことを初めに伝えておきたい。

 まずは、学校の「イジメ」に対しての指導には限界があると私は思ってる。

 理由は、残念ながら教師の力量不足・証拠を確定させること・イジメ現行犯として見つけることの難しさ・加害者と思われる生徒の親への指導と被害者と思われる生徒の親への連絡、指導の難しさ。

 その「イジメ」が断定、確定した時の学校側の処分のレベルについての難しさもある。

 学校の指導の限界を超えたと思われた場合、警察まではいかないとしても学校ではなく、第三者委員会的な組織を国や都道府県、あるいは市町村で作れないものかと、仙台の事件から思いついたことである。現時点では警察に相談することが親としても学校としても最良の方法と思われる。

 警察に介入されてしまうのは、学校としての威厳・名誉に関わる問題なんて言ってられない。力の無さ(限界)を認めることは恥ではなく、ひとりの命を救うことにもなる。

 学校側の妙な見栄や意地が最悪の結果を招く場合もあるのだ。

 我々大人(教師・親)が今考えなければならないこと、それは「生徒の命を守ること」であり、殺人者を作らないことだと強く強く思う。

 仙台の事件はこれからどのように進展・改善されていくのか、興味深いところである。

 

 皆さんはどう思われますか?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年8月 7日 (火)

朝比奈全国制覇!

 8月2日から6日まで第61回全国高等学校総合体育大会柔道競技大会(2012北信越かがやき総体)が富山県射水市で開催された。会場はアルビス小杉総合体育センター。

 女子の部は4日午後から開会式と団体戦2回戦まで。

 金鷲旗の雪辱を果たすべき戦いをスタートさせた。

 まずは団体戦の報告。

 1回戦出雲西(島根)に2対0、2回戦日本文理(新潟)には3対0に勝利し、翌日へコマを進めた。

 5日、3回戦小城(佐賀)3対0、準々決勝は宿敵埼玉栄(埼玉)に2対0と快勝。続く準決勝の相手は金鷲旗決勝で敗れた敬愛(福岡)にも2対0で勝利。

 そして決勝の相手は昨年金鷲旗の優勝校阿蘇中央(熊本)。

 結果、1対2で敗れ全国制覇成らずだった。

 何か最近文句ばっかり言ってるように自分でも思ってしまうが、本来ならば1対1の内容で渋渋の勝利だったように私は思ってる。自分では諦めの良い方だと思っているが・・・

 終わってしまえば負け惜しみにしか聞こえないので詳しくは書かないが、渋渋が嫌われてるのかなあと考えてしまう。また審判に試合を作られてしまったように思えてならない。

 ただ、選手たちには胸を張って前を向いてほしいと伝えた。良く頑張ったと思う。

 6日は個人戦78キロ超級に朝比奈沙羅が出場。

 1回戦から順調に勝ち上がり、6試合目となる決勝では静岡県富士市立の滝川真央選手に判定で勝利し、インターハイチャンピオンとなった。まだ高1。楽しみである。

 オリンピックから始まり今回の団体戦の結果まで、悶々とする気持ちを朝比奈が解消してくれた。

 いつも応援してくださっている皆さま、本当に有難うございます。

 文句親父にならないよう、自分自身も努力していきたいと思ってます。

 今後とも宜しくお願い致します。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年8月 2日 (木)

ロンドンオリンピック

 本日、ロンドンから帰国。中村美里はまだロンドン滞在中。

 色々あったけど、一番相応しい言葉は「悔しい!」。勿論、私の想い。

 美里は言い訳なしだった。

 中村美里は本当に強いし、我慢強いし、金メダルに近かったし、私は思いっきり言い訳したいけど、美里が言ってないので我慢する。

 いつも通り、結果が出たら覆らない。

 「悔しいなら、またチャレンジすればいい!」が私の考え、でも次のオリンピックまでは遠いし、出場することが難しい。やっぱり4年は長い。

 そう思うと軽率な発言をしてはいけないと思ってしまう。

 本当は美里も悔しいはず、だったら「リオ」で金メダル。と言うとあまりにも軽率で心ない言葉に聞こえてしまう。

 試合終了後、当日のうちに美里に会うことができた。

 結局、美里に会うまで掛ける言葉は見つけられなかった。

 振り絞って出てきた言葉が「まず、ゆっくり休め!」だった。私が泣いてしまった。

 今後のことはゆっくり休養し美里自身が結論を出すだろう。

 私の気持ちは渋渋の卒業生中村美里、朝比奈沙羅(今は高1)、そしてもう一人ぐらい渋渋の生徒から2016年ブラジル・リオデジャネイロでのオリンピックに出場を果たしてほしい。

 少しだけ今回の試合内容に触れておきたい。

 1回戦はシード。2回戦が北朝鮮のアン・グムエ選手。美里が北京オリンピック準決勝で戦った相手である。その時は惜敗し銅メダルとなった。その後何度か世界選手権等で戦っているが、すべて美里が勝利していた。

 今回はベスト8前に敗れたため、敗者復活戦も無かったのだ。

 結果、負けと判定されたが、素晴らしい試合内容だったと私は思っている。アン選手もパワー柔道であり強かったことは認めたい。

 そして、これだけは皆さんに伝えておきたい。美里は試合終了後、まっすぐ前を見ていました。何を見ていたのかは分からないが・・・

 皆さま方、本当に応援有難うございました!

 負けたことで、違った「幸せ」を感じることもできました。

 では明日からインターハイ出場のため富山へ向かいます。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »