個々の人間力アップを!
今、日本の国力が下がったと外国メディアから、そして国内においても各分野での力不足が指摘されている。
原因は色々ある。
私の中で一番目に来るのは、少子高齢化社会である。
「どうすれば出生率を上げられるか?」、国民の生活が豊かになれば、子どもを育てやすい環境を作れば、もっと結婚生活に魅力を感じれば等々、解消の道はあるはず。
それらに気づき、国や地方自治体でも色々な対応策を模索しているようだ。しかし、良い結果はまだ得られていない。
戦後、復活するための日本人ひとり一人の頑張りは私(50歳代)の親たち世代の努力の結晶。
その努力の方法、考え方、精神構造の作り方等の中で見習うことがあるように思える。勿論、すべてを真似ることではないが・・・
今世界からの視線は、中国・韓国・ロシアとの領土問題、日本の小学生たちの学力低下問題、原発事故の対応問題である。
世界からナメラレテはいけないということより、我々自身が素直に「日本のダメな部分、足りない部分」に着目し、具体的に確実に改善していく時期と思ってる。時間はかかるかも知れない。
でも30年後・50年後の日本の姿を考えた時、今を生きる我々が子孫のために残せる何かを見つけ出す時期でもあるように思う。
私は「国力」を判断する物差しのひとつが、「年金制度」と思っている。ここ10年の年金問題、国民に不安を与えるきっかけを作った政府の責任は大きい。確かに人口減が年金問題に拍車をかけていることは理解できるが、解決などしていない。長寿を理由に80歳から支給ぐらいことも平気で、どなたかが言うかも知れない。
などと文句を言いながら今回、「人間力アップを」とは、国を責めるだけではなく、個々の努力・工夫も怠っている部分があり、その改善も必要と思ったからだ。勿論、私も含め。
今の時代の象徴、フリーターが悪いとは言わないが、生活費だけのためのアルバイトだと多分楽しく仕事はできないと思う。個人の「活力」が湧いてこないのだ。自分のやりたい仕事を見つけ、楽しいと思える頑張りが出てくれば、まず個人力がアップする。その結集が「国力」と思うのだが。
雇う側も雇われる側も何とかならないものだろうか?
また、安定した(正社員)が多くなれば、税金も安定してくる。
増税してまで捻出した災害復興予算もあり得ない使い方の問題は別な意味で残念。
そして、最後に「教育界」も努力が必要。その一員として頑張りたい!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
国力アップ=個々の人間力アップ!
おっしゃるとおり時間はかかるかもしれませんが、必要なことですね。
これからの日本は、高齢化はもちろん、急速な人口減少社会に直面するので、今までと「同じ」つもりであっても、国力としては衰えていきます。
国力を維持するには、やはり「教育」の重視かと思っております。
年金制度、少子化対策、外交政策、さらには震災復興予算の使い方・・・どれをとっても日本国の将来は暗いイメージになってしまうのですが、「30年後を見据えて子孫のために残せる何かを見つけ出す」努力をしていきたいと思います。
投稿: 在校生の父 | 2012年10月20日 (土) 10時08分
在校生の父さまへ
コメント有難うございます。
最近、皆さんのコメントが少なく身内のフォローに感謝です。
子どもたちのために本当に「何か素晴らしいもの」を残したいですね。
我々も先人たちから残してもらってますから。
投稿: 佐藤康 | 2012年10月20日 (土) 12時53分