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2013年2月22日 (金)

怒る理由を考える

 「体罰問題」は下火になってきているかのように思われるが、それは違う。

 マスコミ関係の報道が下火となっているだけで、今も変わりない状況にあると思う。

 今回、私自身が教師として「生徒に対して怒る理由とタイミング」について考えてみた。

 生徒を怒った結果、体罰に至るかそうでないかは其々教師の人間性であると私は思う。

 生徒を愛しているから、生徒の将来を考えているから等々の理由で体罰に至ったという話(言い訳)はよく聞く。

 でも、私はそう思わない。生徒の何かに怒りやいら立ちを覚え、体罰に至ってると思う。

 親が自分の子どもを叩く理由もやはりムカついた瞬間だったりしていることと同じかも。

 

 まず、教師は生徒に対して手を挙げる前に「何故、この生徒に怒りを感じているのか?」冷静に考えてみることが大切。

 特にすぐ手を挙げてしまうタイプは、「冷静」になることが何より大事だろう。

 次に「怒りの理由」を考え・まとめ、それを生徒に伝える。

 「そんなことできれば、殴る(体罰)はずはない。」と思う方はぜひそうしてほしい。

 手を挙げる前の1秒間が体罰教師からの脱出と考える。

 またそういう体罰教師に限って生徒のためにとか言い訳がましい正論を語って墓穴を掘っている。

 こんな方法はどうだろう?

 教師が生徒に対して「お前を殴りたいほどムカついているが、その殴りたい理由を知りたいか?」と生徒に聞いてみる。

 その瞬間に生徒の方から「ごめんなさい!」とか謝罪の言葉が出ればOKだし、そうでない場合でも、このやりとりの間(ま)が重要なのだ。教師側は「冷静」になれるのである。

 勿論、今の内容は生徒を決して殴らないということが前提の話であるが・・・

 また体罰教師の最大の問題点は、生徒がはむかって来ないという思いで殴っていることである。殴ってる自分に酔ってしまうケースもあるだろう。だから殴る回数も異常な数となっていく。

 体罰ぐせのある教師に対しては、学校全体が監視する方向で対応していくことが必要と思う。「一種の病気である。」と私は思う。

 自分が怒っている理由を見つけ出すことが、体罰をしなくなる方法であると思う。

 その理由が「今日は天気が悪くて悶々としているから、だけかも知れない。」

 そんな理由で殴られる生徒は辛い!

 「怒る」は「殴る」に結びつく、「叱る」は「納得」に至ると私は思ってる。

 

 皆さんにも一言

 親としても子供に対しての怒り方ではなく、叱り方を考えてほしい。

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コメント

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投稿: とらますく | 2013年3月 1日 (金) 13時50分

とらますくさまへ

 コメント有難うございます。

 近々お邪魔致します。

投稿: 佐藤康 | 2013年3月 1日 (金) 15時34分

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