区切りの花、サクラ!
今年のサクラは、開花から満開までの時間が短く感じた。気のせいなのか、東京3月の高めの平均気温のせいなのか、よく分からないがまあいいか。
いずれにせよ、サクラは美しさ・繊細さ・豪快さ・散り際といい、日本人が好む要素をすべて備えているように私は思う。
そしてもうひとつは、「咲く時期」にサクラの素晴らしさがある。
その年により若干の早い遅いはあるが、我々日本人の生活の区切りに咲く花である。
3月・4月は、学校においては卒業式・入学式に絡んでくる。入社でも退職でもやっぱりサクラの季節が一番多いし、自然に思える。
我々の生活の区切りの時期をサクラはいつも見守ってくれている。
嬉しい時は一緒に喜んでいるように見えるし、悲しい時は慰めてくれているように感じる。また、辛い時は間違いなく応援してくれている。
そんな感傷的な気持ちになるタイミングに咲くサクラが皆んな大好きなのである。
私の記憶だと1~2年前に東大秋入学(世界基準的な理由から)の話が出ていたが、日本人の性格上というか体質上というか、なかなか難しいと思った。その理由は秋にはサクラは咲いてない。と思うからである。
サクラの魅力、もうひとつ思い出した。それは長い寒さからやっと抜け出し、暖かさが見え区切りの花「サクラ」が咲く。魅力を感じないわけにはいかない。
冷静に考えてみると「サクラ」はいいとこ取りなのかも知れない。
私はサクラのこんな話を聞いたことがある。
サクラは根っこの部分で毎年1年掛けて、あの素晴らしい色(サクラ色)を作り出していることを。
私はこの事を知った時から、よりサクラが好きになった。
スポーツ選手の心理に近いものを感じてしまう。一瞬の勝負に1年ぐらい掛けるのは当たり前だから。
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コメント
入学式も終わり、18期生もいよいよ渋渋生。これもご縁ですよね。楽しい学園生活を!
今年は、冬の厳しい寒さの後、急に暖かい日があって、サクラが咲くのが早かったですね。入学式にはもう散ってしまってたでしょうか?
個人的には、ソメイヨシノよりも八重桜の方が好きなのですが、いずれにせよ、日本人の心の中にはやはりサクラの満開、散り際、そしてその後の新緑というイメージが強く刻まれている気がします。
投稿: 在校生の父 | 2013年4月 9日 (火) 09時20分
在校生の父さまへ
コメント有難うございます。
今年は3月4日の卒業式、4月8日の入学式のどちらもサクラが絡みませんでしたね。
昨日の入学式の記念写真は葉桜をバックの撮影でした。
それでも皆さんいい顔をされてました。
私も嬉しかったです。
投稿: 佐藤康 | 2013年4月 9日 (火) 22時23分
桜前線も北上を続け日本全国を桜色に染めていますね。
桜は日本人と切っても切れない縁で結ばれていると思います。
語源にその手掛かりが隠されていると研究者が唱えています。
サとクラの合成語でサは早苗、早乙女、五月(さつき)五月雨などの接頭語と同じく「穀霊」を意味し、クラは「神座かくら」で桜花に稲の神が宿ると思われた事に由来する。だから花見の宴は豊かな実りの為に神に祈り前もって祝っておく宴になると。
なるほど、だから開花を待ち遠しく思い心そわそわするのかもしれませんね。
桜花の開花は農作業の開始の知らせ、その後の実りを期待する時期。
大事な一年がスタートしました。
投稿: 久 | 2013年4月10日 (水) 12時24分
久さまへ
いつもフォロー有難うございます。
やっぱりサクラは区切り・ケジメの花ですね。そして、神の花でもあるんですね。
みんな好きなわけです。
投稿: 佐藤康 | 2013年4月10日 (水) 22時23分