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2013年5月20日 (月)

中高一貫校相談会

 先々週(5月11日)の話になるが、有楽町の東京国際フォーラムにおいて東京都の私学協会主催「中高一貫校の相談会」が開催された。

 来場者数は昨年と比べ、2000名減だったと協会からの発表があった。しかしながら、具体的な学校への相談件数については二極化したようである。渋渋は順調だと感じた。

 雨の影響なのか、はたまた私学が敬遠されつつあるのか、ちょっと気になるところだ。

 私自身は、仙台出身であり公立中から公立高校への進学は当たり前の感覚で育っている。しかも当時、私立の中高一貫校を知ってはいたが、色々な意味で特別な人たちが行くところと思ってた。

 自分自身が私立学校の教師となって、初めてその魅力を知ったことも事実である。

 

 東京は私立が強いと言われながらも私立中を受験する都内の小6生は、多い年でも実は全体の20%台を推移している程度なのだ。

 そんな時代に公立の中高一貫校が徐々にではあるが、結果(大学の合格実績)を出し始めている。私学に期待していた部分を公立中高一貫校の安い授業料で受けられるし、結果も出してもらえる。これでは私学の勝ち目は無くなってしまう。

 勿論、私学の魅力はそれだけでは無いと理解してくれる方々がいるから、私学も成り立っているのだが・・・(何となく成り立っていた私学は淘汰される時代に入った感がある)。

 私の立場として心配なのは、地方の公立高出身のお父さま・お母さまで(大学は私立だとしても)、無理して私立中高一貫校受験のためにお金がかかる塾へ通わせた上に、お金のかかる私立に入れなくても大丈夫と言われてしまうように思う。そして、それに私学側が反論できないだろうとも思ってしまう。

 今、私たち私学の人間が考えねばならないことは、私学全体で協力して私立中高一貫校への受験生の掘り起こしを考えていくこと。場合によっては塾さま方との連携、助け合いも重要なポイントとなってくる(今もなんらかの形で連携しているが、何かこれまでと違ったものも)。

 所謂、親が公立出身でありながら「私立もいいね!」と言わせる「何か」を生み出さねばならないと思ってる。

 相談会そのものが増えすぎて、どの「相談会」に参加すればいいのか悩んでしまう。という親御さんの意見も聞いている。

 とにかく、新しい受験者層の拡大に努力していきたい。

 皆さま、何かアドバイスあれば、お願いします。

 

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コメント

「私学」サイドの先生の思いがよくわかりますね。保護者としての思いもよく理解していただいていると思います。
我が家も、西日本の公立高校→国立大学なので、「小学生の頃から勉強ばっかりして私立中高一貫校へ」というのは本来の考えではないですね。東京に定住したこと、そして渋渋という学校が見つかったからというのが本音です(勉強ばっかりはさせませんでしたが)。
学校の魅力(私学に限りませんが)は重要で、希望の共学だし都立中高一貫校の方が費用も安いなって思いました。やはり、それを上回る魅力を感じないとってことでしょうね。東日本では、男女別学に違和感を感じない保護者も多いので、その点でも、共学私学校の方が「魅力」発信が重要かと。
塾との連携は、中学受験に特化してない塾だと、別の意味で商売上の提携が進まないかと気にもなりますが、いろんなことを考えていく時代ではあると実感します。

投稿: 在校生の父 | 2013年5月21日 (火) 09時20分

在校生の父さまへ

 そうですね。共学校を前面に出したり、あえて別学を強調したり、確かにそれが個性であり「私学」ですね。

 本気で色々と考えていきたいと思ってます。

 有難うございました。

投稿: 佐藤康 | 2013年5月21日 (火) 23時16分

私立の先生が更新しているブログから得られる情報は貴重ですね。
今後のますますのご活躍をお祈りしております!

投稿: とらますく | 2013年5月25日 (土) 09時23分

とらますくさまへ

 コメント有難うございます。

 いつも本音で綴っていきたいと思っていますが、ちょっと気を遣うこともありますね。

 色々な方々に読んで頂いているので、責任ある態度で今後も進めていきます。

 宜しくお願いします。

投稿: 佐藤康 | 2013年5月25日 (土) 17時49分

学校の魅力とはそこに集まる生徒の魅力がなのだと思います。

渋渋の魅力は、いろいろな分野で才能を発揮されている子がいること。

そういう子の活躍を外部にどんどん発信していくことは、学校の魅力を私学の魅力を発信していくことになると私は思います。

1つの方法として、学校HPですが、もう少し頻繁に改修してもいいのではないでしょうか?
トップページを旬な物にするだけでもイメージは変わりますし、それを目当てに注視してくれる受験生保護者は多くなると思います。

渋渋生の活躍や部活動の取組、授業についてもそうですし、生徒会なんかも、外にアピールできる部分が多いのですから、外部からも見えるようにしたら良いと思います。

昨年の国連のミシェルバチェレ事務局長の訪問など、他校では絶対にあり得ないものがありました。
HPで特集を組んだり、受験雑誌に取り上げてもらっても良いような気がしました。

投稿: | 2013年5月26日 (日) 12時30分

26日投稿さま

 渋渋の保護者の方でしょうか?

 今、HPを上手に使えるかどうかは、かなり広報活動の勝負どころになっています。

 内部の人間だからこそ、気が付かない部分があると思います。素晴らしい情報を発信できるよう工夫したいと思います。

 具体的なご指摘有難うございました。

 次回はハンドルネームでよろしいですので、お名前お願いします。

投稿: 佐藤康 | 2013年5月27日 (月) 15時22分

佐藤先生

いつも大変お世話になっております。
渋渋の魅力は、公立では得られない体験をさせていただけること、それが生徒たちを視野の広い人間に成長させる糧となることだと思います。
その一方で、渋谷という一等地であるが故の制約から、部活の不自由さや、ある意味緩さみたいなところを感じていることも事実です。
私共は女子ですが、男子のご父母はなおさらその辺りを気にされる方も少なからずおられる気がいたします。
私共夫婦は地方の公立進学校出身ですが、先生もご承知のように、地方は文武両道が普通ですよね。
いささか古い考えかもしれませんが。
勝手なことを書かせていただきました。
失礼いたしました。

投稿: 渋渋ファンの父 | 2013年5月28日 (火) 11時51分

渋渋ファンの父さまへ

 コメント有難うございます。

 公立出身のお父さま・お母さまだからこそ、私立の魅力に気づいていただける場合があると思います。ついでに渋渋の魅力作りのお手伝いをお願いしたいぐらいです。

 今後も応援宜しくお願い致します。

投稿: 佐藤康 | 2013年5月28日 (火) 21時28分

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