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2013年7月 5日 (金)

無理の効能

 「無理が通れば、道理が引っ込む!」ということわざがある。

 私は教師として、親として、子供たちに対して「無理」をさせることは良いことだとは思ってない。ただ、自分個人としてはかなり無理することはある。それは「人のため」だったり、「見栄」だったりだが・・・

 今回は「無理」をすることによって得られる「効能」について考えてみた。

 始めに広辞苑で「無理」の意味を調べてみた。

 ・道理の無いこと。理由のたたないこと。

 ・強いて行うこと。

 ・するのが困難なこと。

 まあ、予定通りの答えである。

 今回の「無理」は「強いて行うこと」の意味合いが強い。

 

 では本題へ

 私は「無理」することがすべてマイナスになるとは思っていない。

 例えば、時間的に無理な動きかなあと思っても、予定を組んでしまうと意外にやり切ってしまったりする。そして、そんな時にその反動が来たりもするが、頑張った分だけのプレゼントが付いてきたりもする。

 大切なことは「無理」した分の「ケア」をすること。

 体力的な部分や精神的な部分の「ケア」のことである。

 具体的には「無理」をして疲れたら、休息の時間を作ればいい。「無理」をして精神的ストレスを感じたら、独自の方法で解消すればいい。

 中村美里の場合、「無理」だらけだったかも知れない。しかし、プラスのオマケがいっぱい付いてきた。2回のオリンピック出場をオマケと言ったら美里には怒られるかも知れないが、「無理」へのご褒美は確かにあるという証明にはなった。

 美里は、ただ今その「ケア中」といったところだと思う。

 自己のレベルアップを考えるなら「無理」をしない、ではなく、「無理」を上手に使う。

 どうだろう、この考え方は?

 

 

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