教え子
またまた1か月も更新をサボってしまった。ごめんなさい!
長い間教師をしていると色々な「感動」と「ビックリ」に遭遇する。
7月初めに、私の前の勤務先(江戸川学園)時代の教え子W君(45歳)から電話が入った。
内容はこうだ、「先生、俺肺がんになったみたい!」とのこと。近くの病院で検査を受けたところ、どうも間違いないらしい。
彼は2度結婚している。2度とも私が仲人したようなものだった。人生2回目の結婚は珍しくないが、2度とも同じ仲人とはあまり聞いたことがない。まあ、自慢にならないけど。
彼は寿司屋を経営しており、「頑張り屋」だ。場所が千葉なので私は年に4~5回ぐらい顔を出す程度。2度目の結婚は順調で子どもたちも小学生と幼稚園生とまだ小さい。
かなりのショックだったはずだが、私が会いに行くと、いつも通り冗談話の応酬。
会ってしばらく経ってから、やっと「先生、俺死ぬわけにはいかない。」と頑張り屋の彼の表情となった。検査を受けた病院の先生も別な病院での治療を勧めているとのこと。
そう頼まれたら、私の頼りは順天堂医院。いつもお世話頂いている先生へ連絡、空き部屋が無く、少し時間がかかったが何とか入院まで辿り着いた。
そこで「ビックリ」が起こった。
担当医が2名なのだが、そのうちの1名が渋渋卒業の教え子。こちらは女医さんである。
たまたま、私が順天堂を紹介する際に間に入っていただいた先生に私の名刺を渡しており、彼女はその名刺を見て、なぜ佐藤の名刺が挟まっているのか不思議だったらしい。
彼の見舞いに行った時、その女医さんに挨拶してきた。彼女も本当に驚いていた。
私が順天堂卒業(医学と体育の違いはあるが・・・)のことを知らなかったので、余計に不思議だったのだろう。
その後の経過について
開胸手術はせず、抗がん剤での治療を開始し副作用もほとんど無く、1クールが終了し、11日(水)に退院した。あとは通院で投与していく予定。
W君は食欲も変わらず元気。これまたビックリ!
肺がんと戦うのでなく、「共存・共生」の考え方で生き延びる。
生き続けることが大切。本当にそう思う。
この奇蹟的な出会い・繋がりで奥さんと子供たちのために生き続けてほしい。
今、肺がん=死ではない時代に突入している。
(本日記載の内容についてはW君に許可を得て書いています。念のため。)
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コメント
偶然ってあるものですね。
Wさん、このご縁もあって、家族のためにも生き続けないとね。「頑張らないけど諦めない」の精神で、これからもご家族で楽しく過ごせることをお祈りいたします。
投稿: 在校生の父 | 2013年9月16日 (月) 12時03分
ご無沙汰しておりまして申し訳ありません
昨年から今年にかけ私の友人二人が立て続けにガンと診断され、二人は手術を経て幸いにも完治に向かっています
先生もおっしゃるようにガン=治る病気になっています
偶然とはいえ、そう言った巡り合わせはW君が持っていた強運だと思いますので、強い気持ちを持って生きて行ってもらいたいです
投稿: うらわえい吉 | 2013年9月16日 (月) 18時41分
在校生の父さまへ
コメント有難うございます。
本当に乗り切ってくれる雰囲気があります。
多分ガンとも仲良しになって、ガンの面倒もみてあげることと思います。
そんなヤツです。
投稿: 佐藤康 | 2013年9月16日 (月) 19時00分
うらわえい吉さまへ
お久しぶり。教え子のえい吉くん。
正直、君が誰なのか分かってません。いつか連絡ください。
でも、もしかして昨年暮れの柔道部OB会で会ってるのかな?
元気に頑張ってください!
とはいえ、病気にならことが一番だから!
投稿: 佐藤康 | 2013年9月16日 (月) 19時05分