約束は約束!
57歳にもなると、出会う人たちの職種の幅も広がってくる。色々な分野で活躍している人たちとの出会いの場が増えた。
それは自分が生きてきた証しでもあり、成長した自分を実感することもある。
私の職業は教師。
「約束は守るもの」、疑いもなく当然のこと。守れなきゃ「約束」しない。
ただ、どうしても状況の変化や物理的にその約束を守れなくなる時もゼロではない。
私は特に生徒との「約束」を大事に考えている。勿論、親御さんに対しても同じあるが、やはり一番は生徒となる。
そんな感覚の私なのだが、最近異変が起きている。
学校関係の中でも外でも、つまり私を元々教師と知っている相手とは、これまでと変わらないお付き合いさせていただいている。
ところが、最近出会う公私でいうと「私」の部分の人たちの調子の良さについて行けない私がいることに気が付く。(誤解のないように書いておくがすべての人たちことではない。)
友人関係が広がったお蔭でパーティ等に参加する機会が増えた。そこで出会う人たちは教師という職業の方はほとんどいない。でも、私自身それが良くて参加している部分も正直ある。
色々な見方・考え方を知りたいとも思ってるからなのだ。
そんな出会いをした人たちと少しだけ親しい関係になり、話も弾んでくる。
勿論、社交辞令と思いながらも、次回お会いした時は「あうしよう・こうしよう」という話になったとする。
だが、それはまず残念ながらほぼ「嘘」らしいことに気が付いた。私はそれを「約束」と判断し、再会に備える。
再会が実現し、前回の私にとっての「約束」について切り出すと「そんなこと信じていたのか?」ぐらいに対応される。
そして、彼らは不思議なぐらいまた別な話を持ちかけてくる(そんな連中は見事に共通している行動)。私は前回の話の結論を見ないまま前には進めない、と話すと、茶化されて終わり。
そんな彼らのことを成功者として私には紹介されていたが、とても信じがたいことだ。
騙されて「お金」を取られたわけでない。
その場を楽しむための大きな話なのか、見栄の張りあいなのか、やっぱり私には理解できない。
そんな彼らだが、暫くすると何事もなかったように自分の頼みごとの件で、連絡をくれたりする。またビックリ!
信頼している友人からの紹介の人だと簡単に無視もできない。ただ、最近は私の考え方を彼らに伝え、2度同じ疑問を感じたら付き合いをやめるようにしている。
どうやら、それは正解のようだ。
彼らは悪気は無い、それは私も理解できてるが「約束は約束!」を私は貫きたい。
彼らにとっては、商売(お金)が絡む「約束」はきっと本当の「約束」なのだろう。
こんな経験をしてから、以前より「約束」にこだわるようになってきた。
無理のない「約束」も大事。
約束を守れない可能性ありだけど、「努力」はする、なんていう「約束」はありだと思う。
教師としてではなく、人として当然と思うのだが皆さんはどう思うのだろうか?
私が甘いのか?
もっと具体的に書きたかったが、迷惑がかかるところもあるので、この程度。
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コメント
ご無沙汰です。(クリックは毎日のようにしてますが…笑)
最近は、「勝ち負け」で物事が語られることも多いようですが、こうした社会では、きっと「勝ち組」の人にはこうしたタイプの方々も結構多かったりするのでしょうね。
佐藤先生のように、「2度同じ疑問を感じたら…」のルールは良いですね。「1度」でないとこが、先生独自のまた良いところかも。
投稿: 在校生の父 | 2013年10月28日 (月) 09時44分
渋渋生の卒業生は12期まででしょうか?
1期生が三十歳、まだまだともとれますが、そろそろ色々な分野で主戦力となっていることと思います。
社会で活躍している渋渋生に出会う事、楽しみですよね。
そろそろ来年の受験も迫ってきましたので、先生のブログの方も注目が集まる頃かと。
私もいつも楽しみに見ているので、頻繁な更新もお願いします。
投稿: ひりゅう | 2013年10月28日 (月) 19時37分
在校生の父さまへ
教師という仕事は信じるところからが始まります。
騙されてもその気持ちを貫くべきなのか、正直悩む部分はあります。
でも相手も大人なので2回目の疑問は正解なのかなあとも思います。
相手が生徒であれば「約束」守るまで勝負したいと思ってます。(笑)
投稿: 佐藤康 | 2013年10月28日 (月) 21時30分
ひりゅうさまへ
初めまして!
コメント有難うございます。
渋渋卒業生は12期生までです。高3が13期生です。
1期生が30歳ということを考えると本当にこれからの学校だなあと新ためて思います。
教師としての楽しみもいっぱいです。
ブログの更新もせめてシュウイチぐらいには努力致します。
今後とも応援宜しくお願い致します。
投稿: 佐藤康 | 2013年10月28日 (月) 21時35分