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2014年4月 7日 (月)

「禁止」を考える

 学校という場所は「○○禁止」が多い。

 それは正直な話として、教師・学校サイドから考えると指導しやすいからである。

 例えば、「携帯電話の学校持ち込み禁止」という校則があったとする。

 この場合、携帯電話を見つけたら取り上げれば良い。非常に分かり易いし、校則違反をしている生徒たちも納得できるだろう。

 教師側にしても「校則」だから取り上げるなり、一時預かりなり指導も楽である。

 ところが「校則」で「禁止」としていないと面倒な指導が多くなることも事実である。

 ただ、ウチの学校渋渋は「禁止」という言葉がほとんど出てこない。

 教師も生徒も暗黙の了解で「禁止事項」はある。

 しかし、問題は起きない(自慢)。

 

 その理由はある時期に校則の禁止事項について、なぜ「禁止」なのかを議論し、見直したからだと思う。

 いわゆる誰もが「それは禁止でしょう!」とか、「それはダメでしょう!」とか理解できている部分は敢えて「禁止」と言わなくても誰もやらないのである。

 なぜ「禁止」だったのかを検証すると、時代背景の違いがあるにせよ「禁止理由」が見当たらないことが多い。

 でも本当になぜ禁止だったのか不思議なぐらいの感覚となる。

 結果、「禁止」を解除する。

 本校の場合、一つひとつの校則を見直し検証・検討したところ、「禁止事項」が無くなった。

 生徒自身も初めは「解放感」的な気持ちを持ったようだが、あまり時間を要することもなく、物事に対する「善し悪し」をしっかり判断できるようになった。

 世間のルール・マナーが本校のルール・マナーとなっている。

 そして、携帯電話については流行りだした当初から本校は一度も禁止処置をとっていない。ただし、授業中の電源オフは約束である。

 学校の校則だけではなく、ご家庭の「禁止事項」を見直してみてください。意味のない「禁止事項」は無しにしよう!

 家族全員が楽な気持ちで、しかも穏やかに過ごせるかも!

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

私が学生の頃(うん十年も前ですが…)
規則・校則を守る事が良い生徒、子どもと見られてたように思います。
だから守れてない人を見つけると先生や大人に御注進…
誉められる。
そういう風潮だったと思います。

保護者の立場になってからは、禁止されてる事で安心を感じてたと思います。
きちんとした校風だと…

始まりのチャイムが無い等を聞くと、えーっ大丈夫なのと驚いたりもしましたが、自主性を重んじ、信頼してくれているからこそなんだと思えてきました。
大人の硬い頭も進化させないといけませんね。

新年度もたくさん更新されます事楽しみにしております。

投稿: 久 | 2014年4月 7日 (月) 22時42分

久さまへ

 気付きました。

 私が更新しなければ、久さまからのコメントが頂けないことが・・・

 応援有難うございます。徐々に更新回数を増やしていきたいと思います。

 「ブログ禁止」には、ならないわけですから。
 

投稿: 佐藤康 | 2014年4月 8日 (火) 08時48分

原則、禁止のない2年間を息子も無事過ごしました。
1年時の担任から、「中学の担任は、小学校から変わったこの渋渋の中で生徒を見守らねばならないので、けっこう大変なんですよね。」とお聞きしてました。
佐藤部長のおっしゃるとおりの状況なので、禁止と言わずに生徒に考えさせる先生方には本当に感謝ですね。
自ら考えて自ら判断して行動できる生徒に、少しでもなっていけてればと思います。

投稿: 在校生の父 | 2014年4月 9日 (水) 12時03分

在校生の父さまへ

 コメント有難うございます。

 「自調自考」の精神が「禁止なし」の意味を知ることになります。とは言え、生徒自身に身に付くまで正直なところ時間が必要です。

 そして、もっと必要なことは学校とご家庭の連携です。

 無事に2年間終了したのは、ご家庭の努力です。このまま卒業まで突っ走りたいですね。
 ただ、あまりにも順調過ぎるのも親としてツマラナイかも。

 いずれにせよ、お子さまの成長は本当に楽しみですね。

投稿: 佐藤康 | 2014年4月 9日 (水) 16時28分

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