佐久長聖の魅力1
今さらだが、「佐久長聖」の魅力について語りたい。
こちらに就任する前、「佐久」と聞けば「佐久長聖」という4文字が自然に頭に浮かんでいた。仕事柄なのか、甲子園出場校だからなのか、駅伝が強いからなのか、とにかく「佐久長聖」の名前は知っていた。
ただ、長野新幹線〔今は北陸新幹線〕の「軽井沢駅」から10分程の次の駅「佐久平駅」からクルマで3分・徒歩でも10分の場所に存在しているとは思ってもみなかった。
あまりにも便利なのである。つまり東京駅から約75分、徒歩の時間をいれても約90分足らずで学校に到着である。都内から通学可能な時間である。
交通費等から考えると、都内からの通学は考えにくいが大宮からの通学生はかなり在籍している。
現実的には首都圏からの入学生は、館〔寮〕生活者が多い。
まずは便の良さを強調したが、気候も周りの自然環境も抜群である。とにかく今の時期、朝の清々しさは東京では味わえない。実に気持ちよい目覚めを迎えられる。
冬の寒さも格別らしいが・・・
次に館〔寮〕の魅力である。
館での生活は集団生活であるから、当然「ワガママ」は認められない。それが厳しくて「嫌だ」と感じるか、成長の過程で必要なことと思うか、それは家族で考えていただきたい。
館における環境はすべてに満足のいく状況ではないかも知れないが、今後は常に改善を意識していきたいと思ってる。
アメリカでは寮のある学校で過ごした者が、その後の人生においてリーダーシップをとっていることが当たり前のことして捉えられている。
今後、「世界の佐久長聖!」を目指す以上、寮のある学校としての新ためて魅力アップを実現させたい。
授業等におけるシステムは学校としての工夫が大事、そして授業の中身については各教師の日々の努力に期待するしかない。
また、校長として教職員自身が楽しく、やりがいを感じられるような職場作りを意識したい。
ユニークイベントとしては、古代米の田植え・稲刈り、地元商店街の各店舗に「一日社会体験」として働かせていただいている。
東京から来た私にとって新鮮かつユニークなイベントも大切にしたいと思ってる。
そんな意味では「佐久長聖」に馴染まないように意識している〔笑〕。
今後も何回かに分けて、「佐久長聖」の魅力を語りたい。
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コメント
いつも楽しみにしてます。今後の改革として希望する事は、大学合格実績についてです。延べ合格者数ではなく進学先一覧を公表しないと他校と良い意味で比較できないと思います。また、合格体験記も冊子にしても良いのではないでしょうか。子供だけでなく父兄も6年間、どのようにサポートしてきたのか寄稿して頂くことも大切な要素と考えるのですが…。
投稿: 在校生の父 | 2015年9月 6日 (日) 15時11分
佐久長聖…私も某塾の私学中学説明会までは名前を知っている程度でした。
お話を聞くと娘が寮や部活に興味を持ち、数年後まさか入学(寮生活)するとは…
2年生になっても自己管理がまだ出来ず、このまま寮生活で良いのか、手元に戻して親の目の届くところで生活させた方が良いのか悩んでいるのは事実です。
しかし、担任の先生は大変よく娘の性格を見抜いて下さり、親の指示のもとでなく、自分の力で考え生きていけるように考えてくださってます。
まだ13才。1年以上殆ど学校と寮生活です。長期休暇後半は学校が待ち遠しいほど学校が大好きな娘。
この体験が将来、彼女にとってプラスに働いてくれたらと思います。
娘に会えない分、校長先生のブログ更新を楽しみにしています。
投稿: 首都圏中2女子母 | 2015年9月 7日 (月) 00時08分
在校生の父さま
コメント・ご意見有難うございます。
再来年度以降の学校案内・資料等において色々と変更箇所を考えております。
焦らず、じっくり吟味していきたいと思ってます。
何かありましたら、遠慮なく直接ご連絡ください。
投稿: 佐藤康 | 2015年9月 9日 (水) 09時03分
首都圏中2女子母さま
正直なところ、寮生活は入寮後2ヶ月ぐらいは大人であっても辛いことだと思います。中1・中2の生徒たちが、色々なことに対して、我慢している気持ちを考えると切ない想いにもなります。
ただ、それを乗り越えた時、我々大人が想像する何倍も成長している姿があることも事実です。
学校が楽しみということは、お嬢さまはそれを乗り越えた証と思います。
何か不安なことがあれば、いつでも学校にご相談ください。
私が不在でも、担任にお知らせください。 時間調整し、私がお会いすることも問題ありません。
投稿: 佐藤康 | 2015年9月 9日 (水) 09時15分
カジュアルデー、楽しかったです。
ありがとうございました。
これからもいろいろ変えていってください
投稿: 18期浜野 | 2015年9月30日 (水) 22時37分
18期浜野さま
コメント有難うございます。
私自身の気持ちだけで決めつけず、少しだけ周りの意見も聞きながら、色々工夫して新しいことへチャレンジしていきます。
応援宜しくお願いします。
投稿: 佐藤康 | 2015年10月 1日 (木) 12時17分
佐藤校長
いつもお世話になります。
ブログ、楽しく拝見しております。
寮に入れているのですが、もう少し明るく笑顔のあるアットホームな寮にしていただけないでしょうか?
中学生の多感な子供たちを見ていただくのは、とても、大変なことはわかります。 お忙しいですが、
校長先生が、中学生の寮に宿泊して、様子を見ていただけないでしょうか?
入学式の時に、佐藤校長先生の全力で子供たちを守ると言っていただいた言葉を信じてます。
期待しております。
投稿: 中1在校生母 | 2015年10月 5日 (月) 13時28分
中1在校生母さまへ
コメント有難うございます。
2学期に入り、私も少しだけ余裕が生まれてきました。
寮生活を楽しく・快適に送れるように色々と工夫していきたいと考えております。
ただ、寮生活における中学生・高校生の指導の違いと難しさはありますね。
中学生の方が、どうしても厳しさが多くなってしまうようです。
それでも笑顔が多くなるように努力致します。
私が夜のミーティング等に出られるような機会も作りたいと思います。宿泊したことと同じような状況は作れると思います。
投稿: 佐藤康 | 2015年10月 7日 (水) 18時10分
佐藤校長
お返事とても嬉しいです。
卒業してからでは、意味がありませんので、早急に行動を期待しております。
宜しくお願いいたします。
投稿: 中1在校生母 | 2015年10月 8日 (木) 08時28分