卒業式式辞
3月6日〔日〕卒業証書授与式が挙行された。
男女301名が無事に佐久長聖を巣立った。
私にとって卒業式式辞のデビュー戦だった。デビュー戦だけに型通りの式辞が良いのか、私らしい式辞が良いのか、正直なところ2~3日前から迷っていた。
結果、私らしい言い方で卒業生を送ることにした。
式辞の内容は、昨年4月に話題にもなったが、信州大学入学式での山沢学長式辞の一部を引用・発展させてもらった。
「スマホやめますか?信大生やめますか?」というフレーズである。
マスコミではこのフレーズだけが大きく取り上げていたが、その前後の話を調べてみるととても共鳴できる内容だった。
少し引用させていただくと
自分自身の「創造性」・「独創性」を育てる上で、特に心がけなければならないことは、時間的・心理的な「ゆとり」を持つこと、物事に捉われ過ぎない、豊か過ぎない、飽食でないことが挙げられる。自ら考えることにじっくり時間をかけること、時間的にも心理的にもゆったりすることが最も大切となる。そのためには「スマホ」は邪魔になる。子どもの頃は、ゆっくり過ぎていると感じていた時間が大人になると忙しさで時間は走馬灯のように速く流れ出す。その理由は脳科学的には、大人になってくる周りの世界が見慣れたものになってくる、すると脳が取り込む情報量は少なくて済み、時間が早く過ぎ去っていくように感じるらしい。
つまり、自分の時間を有効に使うためには、自力で時の流れを遅く感じるようにする必要がある。時間の流れを遅く感じるためには5つの方策がある。
・学び続けること
・新しい場所を訪ねる
・新しい人に会う
・新しいことを始める
・感動を多くする
以上の話を踏まえ、素晴らしい環境にある「信州大学」に入学するにあたり「スマホ」のスイッチを切る時があってほしいという内容だった。決して「スマホ」を使うな、ではなかったと私は思った。
ここまでの内容は私もまったく同じ考えであり、そこに私自身の考えをプラスしたものを卒業生に送った。
それは、「スマホ」のルール・マナー・モラルをしっかり意識し、まさにスマートに「スマホ」を使いこなしてほしいと思う。これからの時代、「スマホ」を上手に使えることが、その人の能力・魅力にもなってくるはずである。
結論として、「スマホ」のスイッチをオフにできる「勇気」が必要であり、「スマホ」の使い方の「バランスの良さ」も身に付けてほしい。
何事もそうであるが、「適度・適量・バランス」が大切であると思う!
というような内容の式辞だった。
皆さまが、どのような反応だったかは、何とも言えない!
オマケ情報
「琴大友」くんは新弟子検査を合格し、3月場所に前相撲デビューとなる。応援よろしくです!
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