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2016年7月

2016年7月28日 (木)

甲子園出場決定!

 

 相手は松商学園、6対2佐久長聖の勝利!

 7月24日(日)12時40分甲子園出場が決まった。久々に鳥肌が立った。

 昨年、校長に就任して1年目にも決勝の雰囲気を味わってはいたが、2対1で上田西に敗れ、甲子園出場ならなかった。

 正直なところ、昨年私自身が学校に馴染むことのないままの決勝進出だった。

 今年は違った。この予選が始まる前から、選手たちの様子も少し知ることができていた。落ち着いて応援もできた。

 甲子園出場を予測しながら一戦一戦の動きができた。チームも1試合毎に成長を遂げた。

 出場が決まった今思うことは地元の方々との連携の大切さ、応援の工夫、寄付の集め方、等々やりがいのある仕事が満載である。地元から愛される学校創りに努力したい。

 選手たちは来月2日(火)出発し、4日(木)が抽選会、7日(日)開会式とどんどん進んでいく。いつ、どの学校との対戦になるのだろうか!

 柔道中村美里のリオオリンピック応援を諦め、甲子園にかけていたので、決定して本当に嬉しく思ってる。「佐藤が校長になってからは甲子園に出場していない。」と言われたくなかったので、就任2年目での出場にホッとしていることも事実である。

 今年の夏は暑く、熱い夏になりそうだ!

 8月末までには、佐久長聖の甲子園優勝とリオオリンピック中村美里金メダル獲得の報告をしたいと思う。

 やっぱり皆に感謝だけだな!有難う!

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2016年7月 2日 (土)

交流戦

 昨日(1日)、恒例となった交流戦が行われた。

 さて、交流戦とは

 本校野球部と上田西高野球部との意味深い試合のことである。毎年テレビ朝日さんや新聞社さんの取材もあったりしている。今年もかなりのマスコミの方々が来られていたがテレビ放映があるかは分からない。

 なぜに意味深いのかというと、来週9日より夏の甲子園大会長野予選が始まる。それに伴い各校ではそれぞれレギュラーメンバーの発表が行われた。

 3年生でそのレギュラーから外れてしまった選手にとっては、ある意味夏の大会の終了宣言されたのと同じことである。

 佐久長聖も上田西さんも部員数が多く在籍しており、その外れてしまった3年生同志の試合なのである。レギュラー陣は裏方の仕事を頑張る。年々回を重ねるたびに観客数も増えて盛り上がり方も普通の試合とは違った「何か」を感じずにはいられない雰囲気がある。

 まず、選手全員が笑顔であり、選手それぞれが野球を楽しもうとする気持ちが観る側に伝わってくる。本当の意味でのスポーツの素晴らしさ(勝つことだけがすべてではないこと)を教えてくれているようにも思う。

 一応、今回の試合の流れと結果を報告させていただく。

 両校とも多くの選手を出場させるために監督の采配も大変である。投手も小刻みな交代を余儀なくされるし、代打も毎回であった。結果、7対6で上田西高の勝利。

 選手一人ひとりが本当は満足しているはずはないのだが、あの晴れ晴れとした表情には私自身涙が出てきた。

 試合終了後、出場した本校生徒の小平くんより、保護者・学校関係・そして観客の方々に球場にて挨拶が行われた。それも泣けた!

 内容は、好きな野球を精一杯やらせもらって「有難う!」という親への感謝の言葉、明日から全員の仲間と「甲子園」を目指して裏方として努力したいという、多分ちょっと悔しいと思いながらの野球部全員との「誓い」。

 実に素晴らしい挨拶だった。

 色々な想いがあろうと推察できるが、一言一言に彼らの成長を感じたのは私だけだったろうか?

 もしかすると、他校に進学していればレギュラーとして甲子園を目指すことができたと思ってるとしたら?と私は考えていたがそれは無用であった。

 最後に校長として選手たちに話をする場面を与えてもらっていた。

 内容は、私は今日の試合時間の2時間15分は一生から見れば、「ほんのほんの一瞬」の出来事。しかも1秒間ずつの連続のことであるが、これから10年先・20年先でもきっとそれぞれの場面を鮮明に記憶として残ることだと思う。それを単なる思い出ではなく、この忘れられない記憶を明日からのそれぞれの未来に向けて「新しい人生のキッカケ」にしてほしいと選手たちに訴えた。

 野球ではない世界へのスタートを心に決めた生徒、悔しさをバネにあらためて野球に情熱を注ごうと思った生徒、まだ悩んでる生徒。

 これからも野球部だけではなく、この純粋な心を持つ若い世代全員を応援していきたいと私も決意した。

 彼らは日本の宝だから!

 

 

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