学校について

2016年10月15日 (土)

日本海駅伝初優勝

 ご無沙汰です!

 元気だけど、時間が足りない。一日28時間欲しい!

 

  さて、佐久長聖駅伝部の選手が頑張ってくれた。

 10月2日(日)、鳥取県倉吉市営陸上競技場を発着点とする「第36回日本海駅伝」において、我が佐久長聖高校は7区間(42.195キロ)を2時間9分15秒で初優勝を飾った。

 1区で29位と出遅れたが、2区から徐々に追い上げ6区でトップに立ち、そのまま押し切り優勝した。気温が30度を超える過酷なコンディションの中、粘りの走りで優勝をもぎ取った!正に選手全員の頑張りだった。

 2位とは8秒差、目標は8位以内と謙虚に語っていた相馬キャプテンだったが、県駅伝と都大路を見据え、まだまだ課題はあるとして気を引き締めていた。

 2位は九州学院・3位西脇工業・4位報徳学園・5位大牟田・6位世羅と強豪校が続いている。

 駅伝部の生徒たちは地道に努力するタイプが多い気がする。「黙々」という表現が一番似合ってる。大人しいイメージも長距離選手らしい。ただ、根性はハンパでない。

 12月の都大路を心から楽しみにしたい!

 先日(12日)、「第23回高原の風セミナー」の講師として松本のホテルブエナビスタで、講演をさせていただいた。「私が歩んできた人生」と「中村美里との出会い」について語ってきた。マスコミ関係の方々を中心に約100名の方々に集まっていただいた。ついでに学校の宣伝もさせてもらった。

 終了後の懇親会も楽しく過ごすことができた。

 有難うございました!

 

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2016年8月 5日 (金)

甲子園初戦相手決まる!

 7日(日)、いよいよ高校野球甲子園大会が始まる。

 それに先立ち4日(木)、組み合わせ抽選会が行われた。

 佐久長聖の相手は徳島県代表の鳴門高校、相手は伝統校であり強豪校であるが、正直それより驚いたのは試合日時であった。

 な・な・なんと開会式直後のまさに第一試合だったのだ。

 予備抽選は46番目を引き、本抽選で1番を引き当てたようだ。感動だし、嬉しいと考えた方が正解と思ってる。

 49校中たった2校しかゲットできないわけし、大観衆の中での試合は選手たちにとっても素晴らしい経験となることだろう!

 冷静に考えてみてもこの1回戦を突破すれば、次の試合まで時間がある。精神的にも体力的にも優位に立てる状況になるだろう。

 勿論、勝ちにこだわって戦ってほしいが、まずは長聖らしさをしっかり発揮してほしいと思ってる。

 

 さて、リオオリンピックも明日開幕するが、中村美里も順調に仕上がってるようだ。日本時間だと8日(月)が試合のようである。こちらも応援宜しく!

 御礼

 甲子園出場にあたり、皆さま方からの多くのご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

 まだまだ受付致しておりますので2回戦・3回戦と進んだ場合は、またまた宜しくお願い致します( ´艸`)

 厚かましいお願いで恐縮です!

 

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2016年7月28日 (木)

甲子園出場決定!

 

 相手は松商学園、6対2佐久長聖の勝利!

 7月24日(日)12時40分甲子園出場が決まった。久々に鳥肌が立った。

 昨年、校長に就任して1年目にも決勝の雰囲気を味わってはいたが、2対1で上田西に敗れ、甲子園出場ならなかった。

 正直なところ、昨年私自身が学校に馴染むことのないままの決勝進出だった。

 今年は違った。この予選が始まる前から、選手たちの様子も少し知ることができていた。落ち着いて応援もできた。

 甲子園出場を予測しながら一戦一戦の動きができた。チームも1試合毎に成長を遂げた。

 出場が決まった今思うことは地元の方々との連携の大切さ、応援の工夫、寄付の集め方、等々やりがいのある仕事が満載である。地元から愛される学校創りに努力したい。

 選手たちは来月2日(火)出発し、4日(木)が抽選会、7日(日)開会式とどんどん進んでいく。いつ、どの学校との対戦になるのだろうか!

 柔道中村美里のリオオリンピック応援を諦め、甲子園にかけていたので、決定して本当に嬉しく思ってる。「佐藤が校長になってからは甲子園に出場していない。」と言われたくなかったので、就任2年目での出場にホッとしていることも事実である。

 今年の夏は暑く、熱い夏になりそうだ!

 8月末までには、佐久長聖の甲子園優勝とリオオリンピック中村美里金メダル獲得の報告をしたいと思う。

 やっぱり皆に感謝だけだな!有難う!

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2016年6月29日 (水)

女子サッカー部設立へ

 来年4月より、佐久長聖高校において女子サッカー部設立を決めた。

 設立決定とした理由はいくつかあるが、決定的だったことは本校女子寮への入寮者減少があり、その増加を狙っての動きである。

 年々、女子の入寮希望者が減ってきている(男子は増加)状況があり、私学経営上からも何らかの打開策を考えていた。女子の強化部として、剣道部やバスケットボール部をはじめとする部活の活躍はあるものの、女子サッカーは比較的世界に繋がりやすい競技と思えたからである。勿論、強くなるためには大変な努力・工夫は必要となるが、地元の応援を力に変えられることができるのもサッカーだと思ってる。

 具体的な動きはすべてこれからであるが、しっかりとした計画を立て、明るく・爽やかなチーム作りができれば嬉しい。すでに色々な方々からの応援の申し出もあるが、来年4月には少なくても15名は獲得し、スタートを切りたい。

 女子サッカー部が盛り上がる傾向が見られた時、間違いなく他の女子部活もこれまで以上の活躍をしてくれるはずである。その相乗効果から学業面での活躍にも著しいものが生まれてくると思う。

 やる以上は「日本一」を目標に掲げ、そして、その「日本一」を具現化できるように学校全体のパワーを見せつけていきたい。

 「明るさ」「美しさ」「元気良さ」をモットーに!

 

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2016年3月12日 (土)

卒業式式辞

 

 3月6日〔日〕卒業証書授与式が挙行された。

 男女301名が無事に佐久長聖を巣立った。

 私にとって卒業式式辞のデビュー戦だった。デビュー戦だけに型通りの式辞が良いのか、私らしい式辞が良いのか、正直なところ2~3日前から迷っていた。

 結果、私らしい言い方で卒業生を送ることにした。

 式辞の内容は、昨年4月に話題にもなったが、信州大学入学式での山沢学長式辞の一部を引用・発展させてもらった。

 「スマホやめますか?信大生やめますか?」というフレーズである。

 マスコミではこのフレーズだけが大きく取り上げていたが、その前後の話を調べてみるととても共鳴できる内容だった。

 少し引用させていただくと

 自分自身の「創造性」・「独創性」を育てる上で、特に心がけなければならないことは、時間的・心理的な「ゆとり」を持つこと、物事に捉われ過ぎない、豊か過ぎない、飽食でないことが挙げられる。自ら考えることにじっくり時間をかけること、時間的にも心理的にもゆったりすることが最も大切となる。そのためには「スマホ」は邪魔になる。子どもの頃は、ゆっくり過ぎていると感じていた時間が大人になると忙しさで時間は走馬灯のように速く流れ出す。その理由は脳科学的には、大人になってくる周りの世界が見慣れたものになってくる、すると脳が取り込む情報量は少なくて済み、時間が早く過ぎ去っていくように感じるらしい。

 つまり、自分の時間を有効に使うためには、自力で時の流れを遅く感じるようにする必要がある。時間の流れを遅く感じるためには5つの方策がある。

 ・学び続けること

 ・新しい場所を訪ねる

 ・新しい人に会う

 ・新しいことを始める

 ・感動を多くする

 以上の話を踏まえ、素晴らしい環境にある「信州大学」に入学するにあたり「スマホ」のスイッチを切る時があってほしいという内容だった。決して「スマホ」を使うな、ではなかったと私は思った。

 ここまでの内容は私もまったく同じ考えであり、そこに私自身の考えをプラスしたものを卒業生に送った。

 それは、「スマホ」のルール・マナー・モラルをしっかり意識し、まさにスマートに「スマホ」を使いこなしてほしいと思う。これからの時代、「スマホ」を上手に使えることが、その人の能力・魅力にもなってくるはずである。

 結論として、「スマホ」のスイッチをオフにできる「勇気」が必要であり、「スマホ」の使い方の「バランスの良さ」も身に付けてほしい。

 何事もそうであるが、「適度・適量・バランス」が大切であると思う!

 というような内容の式辞だった。

 皆さまが、どのような反応だったかは、何とも言えない!

 オマケ情報

 「琴大友」くんは新弟子検査を合格し、3月場所に前相撲デビューとなる。応援よろしくです!

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2015年10月23日 (金)

中学校体育祭

 昨日は佐久長聖中学校の体育祭が行われた。

 会場となったのは、佐久総合運動公園内にある陸上競技公認400mトラックのグランドである。フィールド内は天然芝で実に手入れが行き届いており、実に素晴らしいグランドであった。J3のサッカーの試合でも使われているようだ。

 場所は、あまり私自身もはっきり把握できていないのだが、佐久平カントリークラブの近くである。小高い場所にあり、快晴であればそのグランドから浅間山もハッキリ・クッキリ見えるらしい。近い将来野球場もできるとのこと。昨日は良い天気でありながら雲の影響で浅間山は見えなかった。残念!

 さて、体育祭の中身についてであるが、応援合戦から始まり、クラス対抗大縄跳び・障害物競走・100m走・騎馬戦・リレーと生徒たちも明るく元気に楽しんでいた。

 私も久々にジャージ姿で、突然の出場依頼が来ても対応できるように心の準備だけはしていたが、お呼びはなく、ちょっとホッとした。

 平日にも関わらず、保護者の方々も約70~80名来ていただいた。感謝!!

 来年以降、中高〔6学年〕揃っての体育祭も十分可能であり、実現したい気持ちになった。

 開催するには交通手段の問題から企画の段階での打合わせ、種目の決定等、難題はたくさんある。ただ、教師・生徒・保護者が一丸となれば、何とかなるようにも思う。とにかく準備期間と中高合同の打合わせが一番の問題だと思うが、色々と努力してみたい。佐久長聖の名物イベントぐらいに成長してくれれば、嬉しい。

 念のためのお知らせとして、このグランドは平日使用だと意外に借り易いようである。土日・祝日は借りにくいことも事実。

 昨日は他の予定もなかったので、一日中体育祭を観戦することができた。それだけでも爽快・快適だったのかも知れない!

 やっぱり私は体育教師!

 

 

 

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2015年10月16日 (金)

稲刈り

 何というロケーションだろう、学校の裏側に広がる田んぼ、そしてそのまん前には浅間山!美しい・気持ちいいー!

 こんな条件が整っている学校があるだろうか?

 こんな魅力を都会の子どもたちに伝えたい。

 そして、これも「何か」に使えると、つい考えてしまう。〔入試対策職業病〕

 10月14日〔水〕朝から中学1年生たちと一緒に稲刈りを行った。

 私の祖父は農家を営んでいたので、田植えや稲刈りの雰囲気は知っている。

 ただ、自分自身で「稲刈り」をするとなると、ほぼ初体験であった。

 生徒以上に「ワクワク・ドキドキ」。

 古代米〔むらさき米〕ということで、刈り取ったその場で脱穀。昔ながらの足ふみ型の脱穀機だ。

 生徒たちもカマを上手に使い、刈り取っていた。

 事前の説明もよーく聞いていた。午前中のうちに全員怪我なく、刈り取り・脱穀終了。

 

 通常の学習も大切であるが、本当の「生きる力」というものはこんな場面から育まれていくのだろうと改めて感じた。

 この何気ないイベントが長聖の魅力なのかも知れない。

 来月には「収穫祭」として「餅つき」も行う。これまた楽しみである。

 

 

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2015年10月 1日 (木)

カジュアルデー

 9月30日〔水〕、第1回カジュアルデー!

 中学・高校同日をスタート日とした。

 生徒たちもそれぞれの想い・気持ちでこの日を迎えたと思う。

 何も気にせず、いつも通り制服の生徒、この日を待ち望みしっかり準備をしていた生徒、若干の勘違いをし、オシャレも許されると思ったらしくイヤリングまで準備した生徒、まあ色々だった。

 中学と高校を比較すると、中学生が約8割が私服、高校生は約5割に留まった。

 私は紺の綿パンとピンクのボタンダウンのシャツ姿。それほど特別な格好ではなかったが、カジュアルデー初日を無難に過ごすことができた。

 先生方もそれぞれの反応。

 ある先生からは生徒も親御さんも「面倒くさい」という意見もいただいたようだ。

 ただ、私としてはこの「面倒くさい」ことが、カジュアルデーの意味深いところなのだ。すぐに理解してもらえないことは分かってるが、何も考えず、何気なく制服を着る、確かに「楽」である。でも、この「面倒くささ」が人間を成長させてくれるのだ。

 反論を聞かないつもりはないが、周りの方々も簡単に結論を出さないでほしい。少し見守ってほしい。

 生徒たちには笑顔が見えたし、生徒間の話も盛り上がっていた。

 「選択肢」があり、「自分自身で選べる」ことが大切であり、楽しさであることを知ってほしい。

 とにかく半年は継続したい。

 

 

 

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2015年9月 3日 (木)

佐久長聖の魅力1

 

 今さらだが、「佐久長聖」の魅力について語りたい。

 こちらに就任する前、「佐久」と聞けば「佐久長聖」という4文字が自然に頭に浮かんでいた。仕事柄なのか、甲子園出場校だからなのか、駅伝が強いからなのか、とにかく「佐久長聖」の名前は知っていた。

 ただ、長野新幹線〔今は北陸新幹線〕の「軽井沢駅」から10分程の次の駅「佐久平駅」からクルマで3分・徒歩でも10分の場所に存在しているとは思ってもみなかった。

 あまりにも便利なのである。つまり東京駅から約75分、徒歩の時間をいれても約90分足らずで学校に到着である。都内から通学可能な時間である。

 交通費等から考えると、都内からの通学は考えにくいが大宮からの通学生はかなり在籍している。

 現実的には首都圏からの入学生は、館〔寮〕生活者が多い。

 まずは便の良さを強調したが、気候も周りの自然環境も抜群である。とにかく今の時期、朝の清々しさは東京では味わえない。実に気持ちよい目覚めを迎えられる。

 冬の寒さも格別らしいが・・・

 次に館〔寮〕の魅力である。

 館での生活は集団生活であるから、当然「ワガママ」は認められない。それが厳しくて「嫌だ」と感じるか、成長の過程で必要なことと思うか、それは家族で考えていただきたい。

 館における環境はすべてに満足のいく状況ではないかも知れないが、今後は常に改善を意識していきたいと思ってる。

 アメリカでは寮のある学校で過ごした者が、その後の人生においてリーダーシップをとっていることが当たり前のことして捉えられている。

 今後、「世界の佐久長聖!」を目指す以上、寮のある学校としての新ためて魅力アップを実現させたい。

 授業等におけるシステムは学校としての工夫が大事、そして授業の中身については各教師の日々の努力に期待するしかない。

 また、校長として教職員自身が楽しく、やりがいを感じられるような職場作りを意識したい。

 ユニークイベントとしては、古代米の田植え・稲刈り、地元商店街の各店舗に「一日社会体験」として働かせていただいている。

 東京から来た私にとって新鮮かつユニークなイベントも大切にしたいと思ってる。

 そんな意味では「佐久長聖」に馴染まないように意識している〔笑〕。

 今後も何回かに分けて、「佐久長聖」の魅力を語りたい。

 

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2015年6月25日 (木)

寮〔館〕生活

 長聖中学・高校の売りのひとつに寮〔館〕生活がある。〔以下、館生活とする〕

 私が長聖に着任したのは4月1日早朝であった。それは4月1日が入学式だったからである。前日までは渋渋の教師なので当然のことではあるが、結構しんどかった。

 日本一早い入学式という理由で、4月1日に実施している伝統行事である。と考えれば、気持ち的には問題ない。

 館生活の話に戻そう、実は私自身入学式の夜から館生活をスタートさせた。

 長聖には細かく言うと5つの「館」がある。

 私が入館した高校男子の「聖徳館」、高校女子の「聖心館」、中学生の「聖朋館」男女別、それから強化運動部系〔野球部中心〕男子の「聖修館」、昨年全国準優勝の駅伝部合宿所「聖徳館南館」の5つである。すべての館に「聖」の字が付けられているが、宗教色は無い。「聖」〔ひじり〕の理由は昔の地名からきているらしい。

 さて、本校の館生活の魅力と充実ぶりを紹介しておきたい。

 まず、今の時代良い意味で「我慢」・「辛抱」する時間が少ないし、親もそのような状況を回避させる傾向がある。その結果、自分の身の回りのことができない大人を作り出しているように思うことがある。

 館生活は「基本的な生活習慣の体得」・「周りの人への気遣い」・「親への感謝の心」等々、頼れる大人へ成長させてくれる。

 本校の館生活の充実ぶりを一番に感じるのは「食事」である。佐久の地で育った新鮮な野菜やその他の食材を上手に、しかも栄養バランスを考えたメニューなのだ。

 中学は3食対応し、高校は朝・夜2食の対応である。

 私の館生活は1ヶ月であったが、佐久の自然環境も含め実に素晴らしい1ヶ月を過ごすことができた。体調もすこぶる良い状態だ。

 12歳・13歳の子どもたちが、親元を離れ寮で生活をする、と考えると親として胸が締めつられるような思いがあるかも知れない。

 しかしながら、意外に子どもたちは強い。慣れるまでに時間を要する子どももいるが、1学期間を乗り切れれば、まず大丈夫だ。6年後には素晴らしい人間に成長していることが約束できる。

 本校の場合、食堂で勤務されてる方々も本校職員であり、心の入れ方から違うように思う。生徒たちに愛情を持って接してくれている。そして、とても親切である。

 今後、特に寮の魅力を兼ね備えた学校として、佐久長聖を売っていきたい。

 

 

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